生産性について

昨日は夕方から疲れがたまったのか頭の働きがにぶくなった。

自習室でただ長男の勉強に付き添い、暗記カードを作ったり勉強スケジュールを相談しながら進めたり。

そのぐらいなのにだ。

その分、今朝は少し睡眠時間も長めになりぐっすり眠れ、快調な出だしだった。

午前中の会議は順調。そして午後からはじっくりやることを進めようと考えていた。

しかし昼食を取った後、睡魔が襲う感覚と同じように頭が働きが悪くなってきた。

ちなみに自分は仕事中に眠くなったりすることはない。

ただひたすら頭が働くなり苦しいだけだ。

昼に一瞬寝て頭がクリアになることもまれにあるがめったにない。

なので昼休み机周辺の3S実施か仕事をそのまま続けるかどちらか。

しかしこの昼食後の脳の働きの鈍さもいつも生じるわけではない。

まったく影響を感じない日もあれば昼食後から頭の働きが鈍り、夕方復活するケースもある。

正直、よくわからない。

ちなみに現在、生産力の可視化という観点から、各人が15分単位で業務内容を記録することにしている。

生産工場のライン等では当たり前のことにやっているであろう。負荷率を把握するのに数値化した方がわかりやすいからだ。

業務負荷軽減、可視化による生産効率の可視化、上層部の経営指標としても活用されているが、これをやるとどうしてもルーチンの仕事に縛られ、他の無駄と一見、思われるかもしないような業務、例えば標準化、難易度の高い問題解決型業務等に近寄り難くなる。

そういう一見付加価値が低いと思われる業務でも率先してやることに重きを置く風潮があればよしやってみようと思うものだが、業務時間を可視化され、多くの人への説明を求められ、なぜこの仕事をやるのかと問い詰められるような雰囲気ではやりようがない。

時間費やせばその業務の付加価値、説明が求められるのは当然のことなのだが、わかりやすく、無駄な仕事をしていないと思われる方が楽なので、一見無駄と思われかねない、深く考え、地道にやらなければならない問題がなおざりになり、皆手をつけたがらない、というか手を付けようにも付けられない。

やるべきなのかやらないべきなのか、よくわからないから指示待ちになる。率先して自分で課題だと考え、論点を明確にして自分なりに解決していこうという風潮が失われる。

生産力を可視化するのはよいことなのかもしれないが、設計とは言ってもルーチンではない。工場の生産ラインとはやはり異なる。

なにせ負荷率も何も使われなければ意味がないことである。

しかし会社で付加価値のある仕事をする時と感じるのはコミュニケーションの場という時だけで打合せの時と日々の会話だ。

それ以外はどこでもできる。メールを見たり書いたり、報告書を作ったり図面を見たり。

むしろじっくり考える時というのは一人でいる時の方かもしれない。

生産性を高める働き方について、自身や周囲、会社全体としてどのような形態があるべき姿なのか、よくよく考えていきたい。

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この記事を書いた人

会社員。技術職。3児の父、共働き、単身赴任2年目。
技術士取得を目指す。
趣味は釣り、音楽鑑賞、読書、スポーツ(特に野球、サッカー、卓球、アメフト)、筋トレ、ブログ。
日常のたわごとから家族のこと、仕事のこと、書評、そして好きな音楽を紹介します。

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