天狗山

昨日、今日と揖斐川方面へ旅行兼登山。

一昨年も行ったことのある宿で食事し、その次の日に登山をするという工程。

初日は小谷城跡や小谷城戦国歴史資料館を見学。

小谷城へ行く前はあまりよくわかっていなかったのだが、小谷城は戦国大名浅井氏の居城であり、堅固な山城として知られたが、元亀・天正の騒乱の中で4年間織田信長に攻められ落城した城である。

小谷城から南に5キロほどの地点で繰り広げられた姉川の戦いでは浅井・朝倉連合軍と織田・徳川連合軍が激突し、織田軍が勝利したものの、信長は小谷城の堅固さを考慮して城攻めを断念した山城である。

昨日は強風で寒い中、バス番所跡まで送ってもらった後、ガイドの方に色々と解説を受けながら本丸跡まで歩き見学。

2011年のNHK大河ドラマで「江 ~姫たちの戦国~」 の際は観光客がうなぎのぼりだったそう。このドラマを機に観光客は昔よりは多くなったとのこと。

小谷城戦国歴史資料館では熱心にガイドさんが解説してくれ、ありがたかった。

京極高次という存在はあまり知らなかったのだが、浅井家が徳川家、豊臣家、織田家と密接につながる中でおもしろい存在であることがわかった。

それにしても浅井家の歴史は奥が深い。

子供の頃、PC8801でゲーム「信長の野望」で浅井長政で天下統一したことを思い出した。

そして夜は揖斐川町の宿でイノシシ料理や川魚、鹿の刺身など堪能。

おなか一杯で飲みすぎ、皆、10時過ぎには就寝。

そして今日は登山。天狗山へ。

登山口に着いて仰天。ロープが張ってあって急斜面。

ひたすらロープを持って急斜面を上がると、ロープがなくなるのだが急斜面は続く。

尾根に沿ってひたすら急勾配な斜面を登っていくのだが、落石も起きやすく、後ろの人にあたりそうで怖い。後半はやぶとの闘い。道もわかりにくく、目印も途中からなくなるので迷う。

それでも天狗山頂上へ。行程4時間程。

ほっと一息して昼食。

そして下山。

枝が周囲を張り巡らせていて道がない。なので枝をよけつつ倒し、踏み倒しながら前を進むが中々進まない。

それでも降りる方が少し楽だったので、順調に下山しているつもりだった…

しかしやぶのエリアを越え、急斜面を下りていく時、あきらかに違うとみんな気が付いた。

何が違うかというと登ってきた道と違うということ。つまり遭難しかけているということを。

登りでは少なくともここまで危険な場所はなかったのではないかというような場所に入り、斜面を滑りながらほとんど歩くというよりは這いながら降りていく羽目に。

しかもこのまま降りてよいのかわからない。

みんな滑りながら降りていたのだがそこで事故が…

1人の先輩が転がり落ちて行ってしまったのだ…

なんとか斜面で止まることはできたものの頭や肩で出血した。

ただ足は痛んでいなかったのでゆっくりみんなで気を付けながら降りることに。

なんとか降りることはできたのだが降りた場所は登山口からだいぶ離れていた。

ケガをした先輩を揖斐川が地元の先輩が病院へ連れて行くことになった。

我々残りは帰ることにし、途中、道の駅で温泉と夕食を済ませ、帰宅。

山の怖さを思い知らされる1日であった。この天狗山。間違いなく、或る意味上級者コースである。道なき道を行く、下山は尾根に沿っていくことが重要なのだがどこかでコースをそれてしまったのだ。

学ぶべきことが多い旅行であった。

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この記事を書いた人

会社員。技術職。3児の父、共働き、単身赴任2年目。
技術士取得を目指す。
趣味は釣り、音楽鑑賞、読書、スポーツ(特に野球、サッカー、卓球、アメフト)、筋トレ、ブログ。
日常のたわごとから家族のこと、仕事のこと、書評、そして好きな音楽を紹介します。

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