剪定(せんてい)

盆栽の枝や葉、幹を切り整えること。大変に重要な作業で、主に次のような目的を持つ。
樹形の基礎(枝骨)を作る
●完成木の維持
徒長を抑制し、樹勢の均一をはかる
枝葉の密生を避け、発芽を促す
●樹冠内や枝のフトコロへの日照不足を防ぎ、通風を良くして病害虫の発生を防ぐ
●大きい樹を小さく作り変える
これらの意味で定を毎年繰り返すことによって、締まった(小さく作り込まれた)盆栽が出来上がる。(=【枝抜き】)

<例文>
数日前、庭の剪定に職人たちがやってきていたから雨は絶好の機会に降り出したことになった。今年は紫陽花が良くないので職人たちは諦めてくれと勢良く次々に咲きかけの花を切り落としやがった。・・・大人の流儀(伊集院静 著)

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