内懐(うちぶところ)

㋐和服の襟を合わせて着たとき、肌に近い内側の懐中。⇔外懐 (そとぶところ) 。

㋑洋服で、内ポケット。

2 他人には知られたくない心の中のようす。内情。内幕。「内懐を見透かされる」

3 相撲で、構えたときの胸の辺り。「内懐に頭をつける」

<例文>
弱兵ぞろいの徳川軍は、自滅した甲斐へ侵攻して、武田遺臣五千を新規に召し抱えた。名高い武田の騎馬武者を内懐に入れたことにより、家康本体は強兵に変貌をとげた。・・・名参謀 黒田官兵衛(加野厚志 著)

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