神は細部に宿る(God is in the details)は、モダニズム建築の超高層ビルとして名高いシーグラムビルなどを設計したドイツの建築家ミース・ファンデル・ローエが好んで使っていた言葉とのこと。しかし、誰が最初に言ったのかは諸説あって良く分かっていないようだ。
現代史家の奏郁彦さんの言葉で
宮大工のような仕事をするー歴史家として経験を積むうちに、こう考えるようになりました。細部に意を払いつつ、堅牢な建物を建てる。途中の経過をくどくど説明するよりも、謙虚に、出来上がったもので評価してもらう。「神は細部に宿りたまう」という金言もあります。・・・と続きます。
そして以下の部分が特に響いた。まさに神は細部に宿りたまう、という言葉の意味を成している文章かと感じた。
事実を中心にして核となる細部を詰めていけば、それをどう解釈するかはおのずと見えてくるものです。イデオロギーありきでモノを見て、余計な感想(嘘つき呼ばわりなど)を加える必要はありません。