棹させる(さおさせる)

棹を水底に突いて舟を進める。「流れに―・す」

調子を合わせて、うまく立ち回る。「時流に―・す」

<例文>
「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」ご存知の人も多いと思うが、夏目漱石の小説「草枕」の冒頭の文章である。・・・人生を愉しむ本音の生き方(川北義則)

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