自分1人が結果を出すことを目的にしていたら、周りの人は動いてくれない。

周りの人に役立つことを1番の目的にすれば、彼らは動いてくれる。結果として自分の成果も出せるのである。

私は彼らと同じ目線を心掛け、上から指示を出すのではなく、社員と一緒になって考え取り組んでいくという姿勢を大切にした。その過程で私には社員が置かれている厳しさ、辛さが痛いほど伝わってきたものだ。

信頼は一朝一夕では生まれない。上司である君が、部下の成長や幸せのために本気で指導に当たらなければ、部下が心を開き、味方になってくれることはない。

君は部下のことをどれだけ理解しているだろうか。まずは一度、彼の話をゆっくり聞く時間をつくることだ。できれば別室で、二人だけで話せる機会をつくろう。時間は少なくとも1時間は取ること。あくまで聞き役としてムリに答えを引き出そうとせずのんびり向合うこと。まずはそこから始めることだ。

<上司の心得 佐々木常夫>