1 なんの物音も聞こえず静かなさま。また、静かで行儀正しいさま。「粛然として声なし」「―として諸人の議論を聞き居る内にも」〈鉄腸・花間鶯〉
2 おごそかで整ったさま。
「―とそびえているその姿には、…神秘が宿っている」〈有島・生れ出づる悩み〉
3 真剣な気持ちで受け止め、つつしみかしこまるさま。「衣袴 (いこ) を正して先ず―とする」〈風葉・下士官〉

<例文>
「五輪書」に取り組む武蔵の思いの深さが身に沁み、粛然と佇立するばかりだった。・・・小さな人生論(藤尾秀昭 著)