溌溂颯爽

人間の心は宇宙、自然と似ていると、言えなくもない。雑草は放っておいてもまたたく間に繁茂する。しかし、美しい花は、水を与え、肥料をやり、虫を除け、丹精込めて育たなければ花開かない。

人間の心も、それと同じである。放っておくと、雑草が生える。

心の花を咲かせるためには、絶えず心を見張り、雑草を抜き取らなければならない。

二宮尊徳は「あらゆる荒廃を人間の心の荒蕪から起こる」と言った。

そして、心を荒れ放題にしないためには絶えず、心の田んぼ、つまり心田を耕さなければならないと説いた。

溌剌颯爽。いつも気持ちをさわやかにしておく。いつも、さっそうとした気分でいる。溌溂颯爽こそ、心の雑草を取り、心の花を咲かせるために、欠かせない必須の条件である。

・・・小さな人生論(藤尾秀昭)

目次
閉じる