投機

ある「財」を価格の低いときに購入し,価格が上昇したところで売却して,その価格差から利益を得ようとする行為。為替レート,土地,証券類,貴金属,穀物,鉱産物など,価格の変動が大きく市場での売買が容易なものであれば投機の対象となる。企業が将来の利益のために設備や技術開発などに資金を投入する投資 investmentとは異なる。投機による実体経済とかけ離れた相場の変動は歴史上何度も繰返され,1920年代のアメリカで起った株価の急上昇と下落は世界大不況の引き金となった。日本でも 1980年代に大規模なバブル現象が生じた。このような事情から投機は社会的に好ましくないものという考え方が一般的であるが,M.フリードマンらによる擁護論もある。

<例文>
グローバルだろうが、躍進だろうが、そこに人間を作り上げるものがなければ、ただの集団でしかない。為替の投機集団と同じである。・・・大人の流儀(伊集院静 著)

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