[名・形動]《「肖」は似る意》
1 取るに足りないこと。未熟で劣ること。また、そのさま。不才。「不肖ながら誠心誠意努力いたします」「不肖の身」
2 父に、あるいは師に似ないで愚かなこと。また、そのさま。「不肖な(の)弟子」「不肖の子」
3 不運・不幸であること。また、そのさま。
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「身の難に逢ひ―なる時は」〈太平記・二七〉
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[代]一人称の人代名詞。自分をへりくだっていう語。「不肖儀、この度社命により」
<例文>
私の話は応接にいとまがないだろうと社員に言ったら、この「応接にいとまがない」が初耳だというのである。私はわが社の二十代の才媛に、弟子に不肖だと言って、不肖って知るかと念のために聞いたらこれまた初耳だという。
私の話は応接にいとまがないだろうと社員に言ったら、この「応接にいとまがない」が初耳だというのである。私はわが社の二十代の才媛に、弟子に不肖だと言って、不肖って知るかと念のために聞いたらこれまた初耳だという。