リアクトル始動

始動リアクトルを用いた始動法である。誘導電動機の1次側にリアクトルを設置し、リアクトルによる電圧効果分を下げた電圧を電動機に印加して始動する方式です。

リアクトルの巻線から出された数段階のタップを選択することにより始動電流や始動トルクを調整することができる。始動トルクは始動電流の2乗に比例するため、始動電流の減少に伴って始動トルクは大きく減少する。

図はかご型誘導電動機をリアクトル始動する回路図である。電動機の巻線と直列に始動用リアクトルを接続し、始動時はMC-Mを閉じて加速し、一定時間経過後、MC-Dを閉じて始動用リアクトルを短絡し、電動機各巻線に全電圧を印加する。

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