ポチ袋

祝儀やお年玉などを入れる、小さなのし袋。ぽち袋。

ポチ袋の「ポチ」は、関西の方言で芸妓や茶屋女などに与える祝儀のことであった。

祝儀を「ポチ」と呼び始めた由来は定かではないが、非常に少ないことを「これっぽっち」というように、「ポチ」には「小さな点」や「ほんの僅か」という意味がある。

<例文>
御節の注文を家人から頼まれる。お年玉のポチ袋を買いに行く。「今年からはいりません」と言う人がどうして一人もいないのか、どうして自分にくれる人がいないのかとぼんやり思う。・・・大人の流儀(伊集院静 著)

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