途絶・杜絶(とぜつ)

途中で絶えること。とだえること。ふさがること。 「輸入が-する」 「交通-」

<例文>
劇場の古風な拡声器がひゅうひゅうと絶えず雑音をあげ、それが風雨の音にきこえる。自分たちがここに居る間に嵐が来ていて、すぐに立って帰らぬと交通が杜絶するのではないか。大水が出ているのではないか。自分だけならまだしも弟まで居ないのでは。親たちが騒ぎ出しているのではないか。・・・連笑(色川武大著)

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