詮無い

[形][文]せんな・し[ク]何かをしても報いられない。かいがない。「―・いこととあきらめる」「そのまま―・く引き返す」

<例文>
人はさまざまなことで悩んだり、失望したり、場合によっては死んでしまおうと考えたりする。特に年の瀬は普段と違って余計なわずらわしさがむこうからやってくる。ひとによってはあまりにもせんない立場にーなぜ、こうなったんだ?わしだけがなぜこんな目に遭う?とややこしいことになり、果ては、-人生って何だ?生きるって何だ?とまで口にしてしまう。・・・大人の流儀(伊集院静 著)

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