恬淡虚無

私心なく物事にこだわらずあっさりしていること。
道家思想の根底をなす。
恬淡は物に執着せず心安らかであること。
虚はつきぬけて空っぽであるの意。
無も同様の意を持つ。
東洋思想における虚と無は、空っぽの状態ではなく超越した状態と捉えられることが多い。
類義語に「無欲恬淡」「無欲淡泊」「虚静恬淡」など。

<例文>
ただ最近、とてもいい話を聞いた。「プラス思考はもう古い。”恬淡虚無”こそ究極の境地だ」というのである。・・・人生を愉しむ本音の生き方(川北義則著)

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