居丈高

(「威丈高」とも書く)人に対して威圧的な態度をとるさま。「居丈高に命令する」
座ったときの背が高いさま。「偏 (かたほ) にものし給はむ人の―に髪少なにて」〈栄花・根合〉
上半身を伸ばすようにして、相手を見くだすさま。
「興なる修行法師めが面 (つら) やと―になりて申しける」〈義経記・三〉
<例文>
「曽我さん。遼平を心配してくださるのはありがたいですが」文枝が居丈高に言った。・・・雪の鉄樹(遠田潤子著)
目次