外貨準備高

外国為替相場を安定させる目的で、各国の通貨当局外国為替市場介入するために保有している資産の額。日本では財務省日本銀行が持つ外貨総額を指し、毎月財務省が詳細を発表している。日本の外貨準備高は世界一の水準で、うち米債を含む外国証券が約75%を占め、残りは外貨預金やゴールド。 通貨危機などで他国に対して外貨建債務の返済などが困難になった際、通貨当局が為替介入に使用する原資として使用するほか、国が輸入代金の決済や、借金の返済などの対外支払いに充てるために持つ公的な準備資産としても使用されている。

<例文>
中国を支配する共産党にとって、外貨準備高は国力の象徴だ。同時に、経済を急激な変動から守る重要な緩衝剤でもある。・・・・日経ビジネス2017.8.21
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