先験的

カント哲学で、対象にかかわるのではなく、先天的に可能な限りでの対象の認識のしかたに関する認識についていう。超越論的
2 フッサール現象学で、エポケー(判断中止)を行ったのちに残存する純粋意識の領域に関していう。超越論的。

<例文>
政治における理論と現実の対立は、具体的には「知識人」と「官僚」の対立として現れる。前者は主として先験的にものを考えるよう訓練されており、後者は主として継続的にものを考えるよう教育を受けている。・・・危機の二十年(E.H.カー著)

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