後味の悪い打ち合わせ

昨日、協力会社との打ち合わせがあった。

協力会社と役割分担しながら共同開発しているのだが、協力会社は自分たちのみでやりたいと言う。ただ、リソースが足りず、足りないところの開発行為、検討はうちがやらなければならない。

社内では開発が進むことを宣言させられるプレッシャーをかけられるため、自分が開発行為をやるつもりで、そのとおりの心構えをもつ。協力会社には社内の開発目標やスケジュールを共有すべく、定期的な会議を行い、協力会社が自分たちのみでやりたいというからその結果をもらう。

そういう開発を協力会社と行う中、進捗会議があった。協力会社からは設計を担当する直接の担当が初めて開発協議に参加してくれた。しかし協力会社からは資料の準備は何もない。こちらからは色々、検討事項について開発協議資料を作成し、準備していた。

打ち合わせを始めた途端、そもそも開発が進んでいないことがすぐわかる。協力会社からのアウトプットがないからだ。設計を担当する直接の担当がでてくる言葉がちぐはぐではっきりわからない。そもそも論から議論され、議論はそもそも論から始まり、ハチャメチャに。

うちからは色々、悩んで検討していることに問いかけるが、答えが返ってこない。質問に対する回答が返ってこないので、かぶせるように味方であるはずの協力会社の営業担当はその設計担当を責める。

設計を進めるのはそんなに簡単ではないことを、自分もよくわかっているのですごくよくわかる。設計担当は悩んでおり、周りと調整や相談しながら進めなければならなかったのに、周りは誰もフォローしなかったのだ。

最後まで、こちらは厳しい言葉を投げかけざるを得なかった。設計担当者はつらい気持ちになったはずだ。こちらが考えるより難しいことだし、その悩んでいることをわかりながら対会社としては厳しい言葉を投げかけなければならない。

個人の問題では決してなく、協力会社の組織としての問題であるにも関わらず、開発のキモである部分を検討しなければならないのは確かに設計だけ、完全に悪者扱いになってしまっていた。フォローできなかったこちらも悪いのだ。

うまく伝えられないが、後味が悪い打ち合わせかつ、協力会社の設計担当をいかにバックアップするか、またモチベーションを下げさせないよう、フォローしなければならない。対会社同士を考えると、うちが考えることではないのだが、協力会社同士であっても結局、人間同士の付き合い、深いコミュニケーションなくして共同開発など成り立たないはずだ。

会社として厳しい開発工程を守るべく、協力会社を動かし、目標、工程を共有し、駆け引きしながら一方で人間同士の付き合いとして良い意味での人間関係で信頼関係を持ち、楽しく仕事を進めるためにはどうすればよいのだろうか。よくよく考えなければならない。

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この記事を書いた人

会社員。技術職。3児の父、共働き、単身赴任2年目。
技術士取得を目指す。
趣味は釣り、音楽鑑賞、読書、スポーツ(特に野球、サッカー、卓球、アメフト)、筋トレ、ブログ。
日常のたわごとから家族のこと、仕事のこと、書評、そして好きな音楽を紹介します。

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