イネ科の多年草。温帯および暖帯に広く分布し、水辺に自生する。地下の長い根茎から高さ2メートル 以上に達する稈(かん)(茎)を出し、群生する。葉は二列に互生し、ササの葉に似る。秋、ススキに似た大きな穂を出す。稈は簾(すだれ)やよしずにする。「あし」が「悪し」に通ずるのを忌んで、「よし」ともいう。ハマオギ。 [季] 秋。
<例文>
フランスの哲学者・パスカルは遺稿集『パンセ』のなかで、「人間は考える葦である」と説きました。「人間は、自然のなかでは最も弱い一本の葦と同じような存在である。しかし、考えることができる葦なのだ」といった意味です。・・・本物の思考力(出口治明 著)