胆のうについて

今年の人間ドッグで胆のうポリープが見つかった。ただ小さいようで経過観察。突然のことだったので、今のところは問題ないはず、なのだが、この機会によく機能やなぜポリープができたのか。自分なりに調べておきたいと思っていた。

少しだけ調べた(ネットレベル)ので整理すると、

「胆のうは、肝臓(かんぞう)で作った胆汁(たんじゅう)を溜(た)めておく保管庫」

「溜肝臓、すい臓、十二指腸と管でつながっている」

とのこと。

胆汁とは

「脂肪(しぼう)を消化するために必要な緑色の液のこと」

とある。

ちなみに肝臓で1日に1リットルほど作られていて、胆汁の成分は、ビリルビリンという黄色っぽい色素、コレステロール、胆汁酸塩などで、およそ90パーセントは水分。胆のうに溜められている間に水分が吸いとられ、5〜10倍に濃縮されるよう。

肝臓で作られた胆汁は、食事をしていない時に肝臓から出て総肝管(そうかんかん)を通り、胆のうに入る。胆のうでは濃縮され、一時的に貯えられる。体内に取り入れた食べ物が十二指腸に到着すると、胆のうは筋肉を収縮させて胆汁を押し出す。そして総胆管を通り、胆汁は十二指腸に注がれる。

このような胆汁の流れる通り道は胆道(たんどう)と呼ばれているとのこと。

いまいち胆のうの役割がよくわからないのだが役割については以下のことが書いてあった。

「胆汁は肝臓で休みなく分泌され、胆のうに貯えられ濃縮され、食事などの刺激で胆のうが収縮すると、胆汁は胆管を通って十二指腸に流れこみ、脂肪の消化酵素であるリパーゼの働きを助ける。また、赤血球の老廃物であるビリルビンは、胆汁中に排泄され、胆汁と共に消化管に送り込まれ、最終的には体内から排泄される」

このような役割ができなくなるとどうなるか、といった話になるが、よく胆のうを摘出する人がいる、という話を聞くが、なくても生きられる、ということだ。ただ胆汁の貯蔵庫である胆のうがないということは、胆汁の量を調整できないため必要に応じて十分な胆汁を供給できないということになります。

つまり、油分を多く摂取した際に油分を十分に消化できないわけである。下痢気味になる方がいる、と説明されている。当然その他にも摘出時のリスクや後遺症はあるのだろうが、役割を考えると脂肪分の消化が難しくなるということなのだろう。

ではなぜポリープができるのだろうか。ネットでは原因がわかっていない、と書かれているものもあるが、ポリープには腫瘍性と非腫瘍性の2種類があり、腫瘍性の方ははっきりとした原因はいまだに解明されていない、と書いてある。

一方、非腫瘍性のもの、は胆汁に含まれるコレステロール成分が胆嚢粘膜に張り付いてできることが多いとされているようで、発症する際に考えられる原因もいくつか確認されている。それは以下の書いてある。

・食事のとり方の問題
肥満症であったり、普段から脂肪分が多く含まれている食事をしている方は胆嚢ポリープを発症する危険性が高いと言われていて、以下にあげた食品を普段から多く摂っている方は注意が必要とのこと。

  • 動物性脂肪が多い肉類
  • ベーコン・ハムなどの加工食品
  • バター
  • チーズ
  • たらこ・筋子・鰻・するめいかなど
  • スナックなど油で揚げたお菓子
  • チョコレートやクッキー
  • アルコール類

また、胆嚢ポリープができやすい人の傾向として、柿・タケノコ・山菜・濃いお茶・濃いコーヒーなどを多く摂っている場合が多いというデータもあると書いてある。

・基礎代謝が落ちている。
40~50代になると基礎代謝が減少してしまいます。その結果、食事の量や摂取する食品が若い頃と変わらなくても脂肪がつきやすく太りやすくなる。そのためコレステロール値も高くなりがちです。そうしたことが原因で胆嚢ポリープの発症率も高まってしまう。

・食物繊維が不足している
胆嚢の病気の背景には食物繊維の不足も関係している。胆汁が回腸から肝臓へ再吸収される際、腸内に十分な食物繊維があると胆汁の吸着をしてくれる作用があり、胆汁は体の外へ排出される。また新たな胆汁を作る際には原料としてコレステロールが使われるため、食物繊維の摂取によってコレステロールの効率的な代謝が期待できる。食物繊維が不足してしまうと、こうした体内の正常な働きが失われてしまう。胆汁は食後に腸に食事が流れ込むタイミングで自動的に排出され消化を促す。

この中でいくつか気になる点はある。

チーズ、たらこ、アルコール類、で特にコーヒーだ。コーヒーや自分は毎日、尋常ではない量を飲んでいると思う。コーヒーの量が関係しているなら注意しなければならない、というか今のところ制限できる自信はない。

自分は牛乳は飲まないので、その変わりにチーズでカルシウムを補おうという考えを持っていたのだが、やはり脂肪性が高いのだろうか。たらこはしょっちゅう食べるわけでないし、好きでよく食べるわけではないが。アルコールも毎日飲まないとやってられない、というわけではない。

人間ドッグは受けるのはよいが、もう少し、医師の考察やその結果をふまえた生活習慣について、会話できる方がよい。先生もそんな人間ドッグを受けた人間全員と診察していたらやってられないと思うが…

結局、自分で健康のことも学んでいかなければならないということだろう。

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この記事を書いた人

会社員。技術職。3児の父、共働き、単身赴任2年目。
技術士取得を目指す。
趣味は釣り、音楽鑑賞、読書、スポーツ(特に野球、サッカー、卓球、アメフト)、筋トレ、ブログ。
日常のたわごとから家族のこと、仕事のこと、書評、そして好きな音楽を紹介します。

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