国民年金の加入者のうち、厚生年金共済年金に加入している第2号被保険者に扶養されている20歳以上60歳未満の配偶者(年収130万円未満)の人をいう。大半は「サラリーマンの妻で専業主婦」だ。この人たちは保険料を払わなくても、配偶者が加入する厚生年金や共済組合が一括して払うので、国民年金を受け取れる。このため夫婦とも厚生年金の保険料を払う共働き世帯や夫婦とも国民年金の保険料を払う自営業世帯との不公平が問題となっている。これを第3号被保険者問題という。2002年12月の年金改革では、(1)夫婦間で年金権を分割する、(2)専業主婦に何らかの保険料負担を求める、(3)専業主婦の基礎年金を減額する、(4)パート労働者も厚生年金に加入できるようにして第3号被保険者を減らすの4案が提案されたが、まとまらなかった。

<例文>
しかも、工場モデルですから、「メシ、風呂、寝る」の生活になります。そうすると、性分業を採用して専業主婦をつくった方が社会全体としては効率が良くなる。そこで、配偶者控除や第3号被保険者などの「アメ」が与えられたというわけです。・・・本物の思考力(出口治明 著)