無頼派

第2次世界大戦終結直後の混乱期に,反俗・反権威・反道徳的言動で時代を象徴することになった一群の作家たちをいう。通常,石川淳,織田作之助,坂口安吾,太宰治,檀一雄らを指すが,論者により伊藤整,高見順,石上玄一郎,田中英光,北原武夫などの作家を加えることもある。「派」とはいえ,同人誌や結社によるものではなく,むしろ戦時中の抑圧から解放された人々が共感を込めて命名したものである。もっとも,その名の由来は太宰の「私はリベルタンです。無頼派です。束縛に反抗します。時を得顔のものを嘲笑します」 (『パンドラの匣』) にあるという。生活と表現の両面において反俗を貫こうとするその姿勢を文学的誠実さと見て,現在も熱烈に支持する読者は少なくない。

<例文>
その意味では、無頼派作家といわれる伊集院静さんなどは、味のある人といえるだろう。・・・人生を愉しむ本音の生き方(川北義則)

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