技術士二次試験は60%の得点率で合格ラインとなっているが、実際、問題に対して正しく答えきるのは難しいと思う。
技術的なことは案外知っているようで理解できていないことも多いし、実際に実務では十分、経験できていなければそもそも答えがわからないことも多い。
完全に実務と技術士問題が合致する人もいるとは思うが、自分の場合は実務とはあまり関係していないためか、問題自体、問われていることは理解しやすいのだが、その答えを文章でロジカルに表現することが非常に難しいと感じてしまうのだ。
技術士論文では教科書じみた内容を答えることはなく、より実務や現実社会に適応できる技術応用を答える必要があるので、答え自身がよくわからないこと、なんとなくわかっていても本当にこれが正しいのか理解できないこと、などが多い。
わからないことをネットや論文で調べても自分の頭でこうだろうと思っていても実は間違っていることもあるだろうし、そもそも調べてもわからないことの方が多い。
論文に書くネタさえあれば、出題者の意図に合わせていかようにも解答できそうなものだが、そもそも答えがわからなくて苦労するケースが多いのではないか、と思う。
そういう意味では技術士の勉強は同じ部門の受験生同士で教え合うことの意味が大きいのでは、と思う。
自分の場合、受験する部門で合格した人がいないし、そもそもこの部門で受験している人はほとんどいないので、身近なメンバー間で教え合うことは難しい。
自己流の勉強は限界もあるので、早く技術士会に入ってお互いに学び合う環境に置き、磨きをかけれたらなと思う次第である。
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