初めに買ったCDはラベルが編曲した展覧会の絵を聴いていたのだが、のちにアナトール・ウゴルスキのピアノの演奏をテレビで見て感動したのを覚えている。
こんな音楽がピアノで弾けるんだと。
ムソルグスキーの友人にガルトマンという建築家・画家がいて、歴史家であり大学教授のニコリスキーと共に音楽やいろんな話をして仲良くしていたのだが、ある日ガルトマンが急死する。
そのガルトマンの遺作展が開かれ、それを見に行ったムソルグスキーは影響され、作品制作に至ったとされている。つまり展覧会の絵は音楽によるガルトマン賛歌なのである。
展覧会の絵を歩いて一枚ずつ観てまわる 作者ムソルグスキー自身の姿を表現しているとも云われる。
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