問題とは現象だ。現象が起こるには、その原因がある。しかし、問題という現象が起こったとき、その現象を表面的に抑え込んだだけで問題を解決した気になり、その現象を抑え込んだだけで問題を解決した気になり、その原因を追究しないでいる人が多い。
これは問題の先送りでしかない。
当然ながら、これでは問題は間違いなく再び起こる。繰り返し起こる問題に耐えかねたときに、はじめて原因究明しなければと、あわてて動き出すというわけだ。
このように、表面的に現象を抑え込むことには、何ら意味がないのだ。
原因の追究を先送りせず、つねに問題の根本と向き合う頭をつくるには、次の2つの思考習慣を身につけるといい。
①計算してみる。
今の作業効率が悪いと思いながらも、一気に作業変更することにリスクを感じるようなケースもある。このような場合は、今までの作業のやり方と、新しい作業のやり方を分けて考えることだ。
双方の時間を比べてみて、作業効率がよいほうを選択すればいい。
このように計算してみることで、根本的にな問題解決方法を選択しようと思うものだ。
②全体を考える
目の前のことにとらわれて、全体をとらえることができていないことが多い。
遠回りのように思えても、いったん手を休め、全体のことを考える時間をとるほうが、結果的には良い結果になるものだ。
そうはいっても日々仕事をしていると、目の前に今すぐやらなければならないタスクが山積みで、全体を考える時間なんてないと反論したくなるかもしれない。
そこでおすすめなのは、定期的に(月1回など)全体を考える時間を確保することだ。
今やっていることが本当に正しいのか、問いなおす時間を強制的に確保すれば、普段はできない根本原因の解決をするものだ。