私の場合は、部下に対して褒めるのが8割、叱るのが2割で接してきた。なぜなら、それが私のやり方だからだ。私は人を見るときに、欠点よりも長所をみようとしていたので、自然と褒めることが多くなる。褒めることと叱ることは正反対のことであるようだが、実はそういう表面的なことはあまり重要でない。部下を成長させたいという「想い」があるかどうかのほうが大事なのだ。

「心を鬼にする」という言葉があるが、上司の叱咤の背後には、部下に対する愛情と責任感がなければならない。愛情を持って叱るとき、人は心を鬼にする必要がある。

叱られて喜ぶ部下はまずいないし、叱る上司だって気持ちのいいものではない。しかし、間違った部下をきちんと叱れないようでは上司失格ともいえる。きちんと叱るということはっ自分の感情で叱り飛ばしているだけのパワハラとは次元が異なる。

部下の成長のためという想いがあれば、上司がどれほど厳しい言葉をかけたとしても部下は納得し、ついてくるものだ。

大切なのは自分の中に「熱い想い」があるかどうかである。それがあれば、周りの人には伝わるものである。