トルコと呼んだオスマン帝国の軍楽隊の音楽に刺激を受けて作曲した行進曲である。
言わずと知れた有名な曲だが、とても素晴らしい曲。
ピアノ曲で誰からも親しまれ、弾かれてきた曲だと思う。
モーツァルトが「トルコ行進曲」を書いた1783年は、トルコの大軍がウィーンを包囲した歴史的な戦いからちょうど百年の記念の年。
ウィーンの街ではかつての敵国トルコへの関心が高まり、市民生活から芸術まで様々な分野で空前のトルコブームが巻き起こっていた。これに乗ったのが、ベートーベン、ハイドン、そしてモーツァルト。彼らはこぞって、打楽器が活躍するトルコ軍楽隊の音楽をとり入れた「トルコ風」な曲を作曲したのである。
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